小・中規模のfacebookイベント集客テクニック

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facebookが発達してから、セミナーやイベントの集客が相当やりやすくなりました。
昨年はfacebook絶頂成長期で、誰かがセミナーイベントを作成すれば、あっという間に埋まるという状態だった気がします。特に目を引いていたのが【人脈を作ろう系】のセミナーでしたね。
私は目的が人脈を作る【だけ】のセミナーには全く興味がないので1度も参加したことはないですが。
人脈や出会いがfacebook流行前よりもやりやすくなった分、「薄く浅い」人脈作成と「この人覚えてないけど誰だったっけ」的な垂れ流しも相当に増えたんじゃないかと思います。

最近はやっとそういったセミナーも落ち着きました。と言うより、みんな飽きたんでしょうね。昨年に比べてどこを見てもイベント参加率がガクンと落ちています。
内容重視のイベントは今でも安定して集まっているようです。
各企業やイベント集客担当の方は、イベントの参加人数を増やす方法に頭を悩ませていることと思います。

よっぽど興味がない限りイベントに参加しない私が、初めてイベントの主旨にではなく、招待のされ方でイベントに興味を持ち参加をすることがありました。
その時「なるほど、こういう招待のやりかたはちょっと使えるかも」と思ったことをまとめてみました。

友達が多いはずの人からの少人数の招待は特別感がある

ということです。
facebookをしている人なら分かると思いますが、友人が1000人いる人は、当然招待も1000人出来るはずです。
(クリックする面倒さはありますが。とあるプログラムを使えば全員選択簡単にできますが。それはまた別の話で)
大体私に来るイベント招待もそう。

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こんな感じ。内容に興味あればもちろん参加します。なければ参加しませんし、

全く自分に関係のない内容だった場合、「あぁ、この人(主催者)無差別に送るタイプの人ね。」と思います。(ここ重要)

こうなった場合、今後この人からの招待そのものに興味が薄れます。私の場合ですが。

次に私が参加することにしたイベントがこれ

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このイベント主催の方は、友達数は公開されていないので見れませんが、著名で実力のある人なので恐らくたくさん友達はいると思います。
(逆にそこを見せないようにして、想像で増幅させるという戦略であればもう完璧なんですがw)
なのに招待人数がこの人数です。招待メンバーを見ても「お。こんな会社の人まで呼んでいるんだ。」というメンツ。

「なんでこの人数の招待に私を入れてくれたんだろう。完全に何かの意図があって考えて招待されてるよな。」

と感じたんですね。だから、イベントの内容はさておいてとりあえず参加してみようかなと考えました。
つまり「自分(個人)が招待されたのだ」という【特別感】を感じたのです。

この感覚は誰にだってあります。誰だって特別視されたいですよね。
「みんなに声かけてるんでしょ?誰か来てくれると良いですね。」と
「え、私ですか?なんで私なんですか?えー困ったなー。どうしようっかなー。考えても良いけどー。(悪い気はしない)」

こういう心境は必ず発生すると思います。
友達を十把一絡げに一気に呼べるのがfacebookの良いところですが、状況次第では【悪いところ】にもなりうると認識しましょう。

【テクニック】3層に分けて招待する

上述した招待の仕方は特別感はありますが、招待者を限定するので数は集められません。
とはいえ数も必要ですもんね。せっかくなら満席にしたいし。
と、いうことでこんな招待方法を考えました。

①この人には絶対来てほしい!という第1層を招待する(イベント作成直後の招待)
少人数招待で、「お?なんだ」と思わせて特別感を与えてください。

②良かったらおいでよ。きっと役に立つよ。という第2層(イベント作成から開催までの中間ぐらい)
イベントの主旨には直結はしないかもだけど、普段からfacebookで交流のある人たち。

③とにかく埋めたいので誰でも良いから押してよ。第3層(イベント開始1週間前くらい)
残りの全員です(笑)。来てくれたら儲けものくらいに思いましょう。

この集客手法の良いところは、
『良いメンバーから先に参加が埋まっていく』ところです。
例えば、①の集客が上手くいった場合、②の層の人から見ると
「お、結構良いメンバーが参加してるな。良いイベントなのかも。行ってみようかな。」
という興味が発生しやすくなります。

③に招待する段階では、①と②である程度の参加者が取れているはずですから
「うわー。何だこのイベント。参加者が多くてすごいじゃん。俺も行こー行こー。」
となるかも知れません(笑)  ※終始③の人が馬鹿っぽい扱いなのはジョークですのでお許しくださいw

 

招待される側の気持ちになる

まず、facebookイベントのインフレマジックはもう終わっていると認識して取り組みましょう。
特に、地場で少人数10~30人規模で行う場合は、もっと招待者の事を想定して動いた方が良いと思います。
「そんなの関係ないよ。とにかく手当たり次第に声をかければいいんだよ。」
というのは、招待者の価値を落とすきっかけにもなると思っています。
といっても、もちろんイベントの内容によっては、手当たり次第で良い時もありますからね。(念のため)

「このイベントはきっとあなたの役に立ちます」
という思いがあるのなら、そういう人に向けてピンポイント攻撃して見てください。

小・中規模のfacebookイベント集客テクニックまとめ

・招待を3層に分ける。
①完全にイベント内容とフィットしている人・絶対に来てほしい人(目安:イベント作成直後)
②イベント内容が何かのお役にたてば、くらいの人・普段から親交のある人(目安:イベント作成後中期)
③イベント内容と特に関係ない・賑やかし(目安:イベント1週間前くらい)

上記を踏まえると、イベント作成の時期は、開催日から1ヶ月くらいは欲しいところですね。
素敵なイベントのお誘いを楽しみにしております。

この記事の執筆者

杉本 鉄平

1978年生 プロモートウェブ代表 2007年に7年務めた飛込営業⇒第一子が産まれた日に係長の座を捨て、WEBの世界へフルチンで飛込む。WEBスクールで死ぬ気で勉強していたらなぜかそのまま講師として採用される。その後WEB講師とフリーランスのダブルワークを続け2012年独立する。現在フルチン⇒はっぱ一枚⇒お盆のふたで隠せているくらいのところ←イマココ