HPリニューアルと流しそうめん

zaru

どうでしょう。今回のタイトル。例えに季節感まで取り込んで。素敵!!

何か最近例え話しか書いてない気がしますが。。。まぁ良いか(笑)

まともな記事なら、私じゃない誰かがきっと書いてくれてます!

にしても画像貼ったらソーメン食べたくなってきたな。。

キレイなホームページって厄介

さて、ホームページの効果が思うように出ない場合、

誰でも「リニューアル」という言葉が頭をよぎると思います。

リニューアルする時、何をどう直せばいいでしょうか。

大前提として知っておかないといけないのは、

「アクセスアップ」と「成約率アップ」はまるで別作業である。

ということです。

自分のページではどちらのテコ入れが必要なのかをまずは理解しましょう。

元が本当にどうしようもないホームページだった場合は、

リニューアルで両方とも上がることはよくありますけどね。

恐らく一番頭を悩ませているのは、

「ウン十万円かけて作ったHPなのに、効果が出ないよ。」

という方々かと思います。

お金をかけたホームページは、大抵の場合、見た目は結構キレイに作ってあります。

これが厄介なんです。

身内や知り合いは、「良いのができたねー!カッコいいよー。」と言うし、

自分は何度も見ているので、今さら他人としての目線で自分のページを見れないし。

結果、「ページは問題ないので、きっとアクセス数が少ないんだ。SEOだ。SEO。」

となってしまう。

ホームページは「ざる」

業者に作ってもらったキレイなザルは、それはそれは素敵なステンレス製で錆びませんが、

網目がゴッソリあいたザルかも知れません。

「よーし!お腹いっぱいにするために奮発してソーメン(アクセス)流しまくるぞ~!!」

と、網目のデカいざるを下において、こう言っていると考えて見てください。

ヤバくないですか(激汗

ソーメンを大量に買いに行く前に、ザルを買い直したほうが良いんじゃないの?

ってことです。

どうやって網目を縮めるのか

湯掻かれてバレーボールみたいになったソーメンのかたまりを見るのではなく、

ソーメン1本を取ることに最善を尽くさなければならないのです。

本当のソーメンなら絡まってカタマリのまま引っかかることもありますが、

WEB上のソーメンは1本1本がそれは見事にバラけて流れてきます。

ザルの網目が大きければ、10,000本流れてこようが取れるのは0本です。

あなたのページに来た1人のことだけ考えてください。

10,000人に向けて語りかけても、自分のことだとは思ってくれません。

10,000人に向けた言葉は、当たり障りなく、どこか他人事です。

ちょっと脱線します

少し脱線しますが、私は自社のホームページを作る時、

絶対にしないと決めていたことがあります。

「カッコ良さげな横文字を入れない。」ということです。

「豊富なリソースに裏打ちされたマーケティング戦略を持ち、ソリューション事業を通してセンセーショナルかつアクティベートにオーガナイズします。」

みたいなのとか。多少やり過ぎ感がありますが。笑

これ誰向けやねん。私でも思う訳です。

私は、中小向けをベースにしていますので、こういうキーワードは必要ありません。

「おたくのソーシャル戦略のリソースはどこから得てるの?」

とか言われたら、意味は分かりますが、

その時点で心は少しのけぞってます。多分。

私に仕事を依頼する人は、ホームページのことをウェブサイトとも言わない場合が殆どです。

だから打ち合わせの時や、こういったブログの時も言葉づかいを選んでいます。

意味が分からない一人のことを思って書くからです。記事のレベルで表現を変えます。

自分のホームページを見に来る人はどんな人か。

その1人をイメージして、その1人を感動させられるページができたら、

他の人にも自然と伝わると思います。

大手規模の競合があっても、呑まれて引っ張られてはいけません。

数や規模で攻める大手の戦略とは違いますし、

そもそもその大手の見せ方があっているとも限りません。

校長にまで例えてみる

校長先生が朝礼で1,000人の生徒に向かって

「キミたちの未来のために!」

と声高に叫んでも、「自分のことをこんなにも思ってくれるなんて」とは思いませんよね。

でも、校長室で直接自分の話を聞いてくれたうえで、

「キミの状況を考えて、こういう方法を考えたよ。」

と言われたら、素直に鵜呑みにはしなかったとしても、頭には残ります。

少なくとも好意的に思われると思います。

ホームページは、1対10,000人ではありません。

ページに訪れる時、相手は基本1人です。1対1。

ご自身のホームページのトップページを見直して見てください。

10,000人全員に好かれようと、無難に置きにいった作りになっていませんか?

あなたのサービスを今まさに求める1人のことだけを考えて、

文章や写真、ストーリーを作ると「成約率」は上がるはずです。

困っている人、利用を考えている人がページを見るその瞬間の気持ちにどれだけなれるか。

そういう視点で見つめ直して見てください。

特に、「HPはあるけど問合せは来たことがないよ。」

という方は、どうせ問合せゼロなんだから、ドーンとチャレンジして見てはいかがでしょう。

まとめ:まずザルの網目を縮めるべし

ホームページの内容を真剣に考える時、

誰のためにやるのか、目的は何なのか、何を提供できるのか、など

本当に嫌になるくらいに自分の仕事と向き合うことになります。

ただ、全業種がこうしないといけないとは思いませんけどね。

信用を得るために所在が分かればただそれで良い。というケースもありますし。

このブログを一通り読んだ後の今なら、多少客観性を持って見れるかもしれませんね。

ぜひ、ざるチェックして見てください。

ポイントは、自分がそのサイトを知らない人だとして、そのページに興味を持つかです。

この記事の執筆者

杉本 鉄平

1978年生 プロモートウェブ代表 2007年に7年務めた飛込営業⇒第一子が産まれた日に係長の座を捨て、WEBの世界へフルチンで飛込む。WEBスクールで死ぬ気で勉強していたらなぜかそのまま講師として採用される。その後WEB講師とフリーランスのダブルワークを続け2012年独立する。現在フルチン⇒はっぱ一枚⇒お盆のふたで隠せているくらいのところ←イマココ